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2012年6月18日 (月)

息子に、父に「薬を」 ギリシャ、医療制度まひ

共同通信社
 「今日中に薬が必要なんです」。肝臓移植を受けた2歳児を乳母車に乗せた母親は、車の排ガスで息苦しささえ感じられる炎天下の路上で途方に暮れていた。17日に国会再選挙を迎えるギリシャ。財政危機は国の医療制度をまひさせ、医薬品不足が深刻化。市民は薬局前に列をつくり、重病の家族の命をつなぐ薬を懸命に求めていた。

 アテネ中心部の政府系薬局前で、順番待ちをしていたマリア・スクダーディさん(24)の息子パナヨーティスちゃん(2)は、約1年前に肝臓移植手術を受け、継続的にさまざまな種類の投薬が必要。最近は脳の炎症を抑える薬が欠かせないが、病院の薬局で入手できなくなった。「今日で薬がなくなって3日目。医者からは今日も投薬できないと(命が)危ないかもしれないと言われた」

 40度近い気温の中、息子を外に連れ出すことにためらいはあったものの、手術と治療のために地方から移り住んだ首都に重病の息子を預ける知人はいない。生活費は建設業の夫が得る月360ユーロ(約3万6千円)の失業手当だが、2カ月前に給付が止まったままだ。

 スクダーディさんは、順番待ちの番号が書かれた紙片を握り締めながら、うつろな表情のわが子と、順番を示す電光掲示板に交互に目を向けた。

 ギリシャでは政府系医療保険基金が資金不足に陥ったため、医薬品販売業界が、基金からの多額の支払い遅滞に耐えきれず、保険適用での医薬品提供を停止。市民は無保険の高額な医薬品を買うか、スクダーディさんのように、数少ない政府系薬局で供給が細った従来価格の薬を探す日々を強いられている。

 特に高額ながん治療薬などの不足は深刻。地元紙によると、患者が投薬を諦めたり、死亡したがん患者の遺族から余った薬の提供を受けたりして、その場しのぎをするケースが相次ぐ。

 政府は慌てて重い病気治療に必要な薬については一部の支払いを実施したが、供給の混乱は収まっていない。薬局前では必要な薬が得られず怒り出す市民もいた。

 がん患者の父親(80)の薬を求め既に1時間以上待っていたディオニシス・クーチスさん(49)は失業中で、父親の月1100ユーロの年金が頼り。無保険の場合は月に数千ユーロにもなる薬を買う余裕はまったくない。

 財政がほぼ破綻状態にあるギリシャ。「医療は崩壊、給料が減った教育現場の教師はアルバイトに精を出す。政府は国民を裏切った」と怒りを交え、窮状を訴えた。

日本もデフォルトしたら、こうなってしまうのか・・・・。

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コメント

ギリシャの危機がユーロに広がり、その先には日本にも波及する懼れがあると、何かでやってました…wobbly
他人事ではもはやないかもしれませんねbearing
世界経済が安定するには、今本当に何が必要なのでしょう…???

と~まの夢さん、コメントありがとうございます。
日本も今後、増税、年金カットなど、更に厳しい時代になるのでしょうね。

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